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聡「…」ゴソゴソ パクッ 聡「火は…っとと、いらねぇんだよな、これは…」 聡「はぁ…なんで俺がこんなもん…」フー 京太郎「なんだよ、しけてんなー」 聡「あぁ?…んだ、クソガキか」 京太郎「そうだよクソジジイ。久しぶりだな。…隣、座らせてもらうぜ」ストン 聡「勝手にしな…にしても、何年ぶりだ?お前がここに来んのは」 京太郎「俺が高校卒業してからだから…大体四年ぶりぐらいだな」 聡「あぁ、もうそんなになんのか」 京太郎「なんだよ、反応うっすいな。耄碌したんかよ?」 聡「はっ、寝言言ってんじゃねーよ。そういうのはまず俺に麻雀で勝ってから言えってんだ」 京太郎「ちっ、なんだよ…お元気そうなことで。ま、それでこそじーさんだよな。しおらしいじーさんなんて鳥肌ものだわ…」 聡「余計なお世話だっつの」 京太郎「へっへ」 聡「はんっ」 ……………… 京太郎「そういやさっきから気になってんだけどさ」 聡「あん?」 京太郎「何くわえてんだ?それ。煙草じゃねぇだろ?」 聡「あー…これな…」 京太郎「?」 聡「…ココアシガレット」 京太郎「…は?」 聡「ココアシガレット」 京太郎「ココアシガレット?」 聡「あぁ」 京太郎「…」 聡「…」 京太郎「…ぶふっ」 聡「…ちっ」 京太郎「ぶふっ…くくっ…いい年した…ジジイが…縁側で…お菓子くわえてるって…シュール…ぶはははは…」プルプル 聡「っせーな、自分でもわかってんだよ…」 京太郎「はー、腹いて…なんでそんなことになったんだよ?」 聡「…数絵がな」 京太郎「へ、あいつが?」 聡「『おじい様の楽しみを奪ってしまうのは心苦しいのですが、そろそろ禁煙をなさって欲しいのです』って言ってきてよ…」 京太郎「…数絵がじーさんに意見するのもそうだがじーさんがそれを素直に実行…珍しいこともあるもんだなぁ」 聡「なーにを他人事のように。これはてめぇのせいなんだぞ?」 京太郎「?そりゃどういうこったよ?」 聡「お前とのガキさっさとこさえたいから周りに悪影響与える煙草はやめてほしいんだとさ」 京太郎「」 聡「ったく、お前らは俺の知らん間にどんどん進展してやがってよぉ…」ハァ 京太郎「なっ…そん…あいつ一言も…」 聡「で、申し開きは?」 京太郎「…なんの?というかどっちの?」 聡「黙ってた方」 京太郎「あー…えっと」ポリポリ 聡「まぁ大体想像はつくがな。生真面目なお前のことだ、どうせ就職して暮らしが安定するまでは俺にゃ黙っとくつもりだったんだろ?」 京太郎「ぬ…」 聡「図星ってとこか。そんで数絵にもその旨を伝え、納得していたはずなのに…ってところか?」 京太郎「…麻雀プロってのは皆そんなに勘がいいのか?」 聡「バーカ。そもそも何年お前らを見てきたと思ってんだ。いい加減くっつかねぇのかと悶々してたくらいだわ」ケッ 京太郎「…それはつまり、俺と数絵の仲を認めてくれるってこと…」 聡「ま、それとこれとは話が別だァな。まずは一発ぶん殴らせろや」ニッコリ 京太郎「さすがにそれは理不じ危ねぇ!?」サッ 聡「避けんじゃねえクソガキィ!」ブンッ 京太郎「無茶いうなや!あんたの一発クッソいてえんだよ!」 聡「うるせぇ!大切に育てた孫娘を傷物にされた爺の心の痛みを知れァ!」ドゴォッ 京太郎「ごふぅっ!」 聡「ついでに全然顔見せなかった分だオラァ!」バキィッ 京太郎「うぼぁっ!」 ――――――― 数絵「あちゃあ…寂しかったからって素直に言えばいいのになんで手を出しちゃうかなー…」 ツイデニツイデニツイデニィ!! ナグリスギナンダヨクソジジィテメェェェェェ!!!! 数絵「あーあ、今度は殴り合ってやんの…両方とも素直じゃないわねぇ…」ハァ イッデ…テメェクソガキホンキデナグリヤガッタナ! アンタガサキダロガァ!! 数絵「…ふふっ」クスッ 数絵「湿布と氷嚢、用意しとこっかー…」トコトコ カンッ
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※ ※※ 南浦_聡さんが入室しました 南浦_聡:どうも 大沼_秋一郎:おう 南浦_聡:大沼さん一人ですか? 大沼_秋一郎:集まりが悪くてな… 南浦_聡:今日は瑞原の嬢ちゃんが特設部屋立ててますからね 大沼_秋一郎:男の、しかもシニアプロの部屋が立ってても誰も来るはずもなし、か 南浦_聡:そこまでは言いませんけどね 南浦_聡:しかし、打つにももう一人くらいは欲しい 南浦_聡:実業団の若いのでも呼びますか? 大沼_秋一郎:いや… 大沼_秋一郎:それより、早く用件を言ったらどうだ 南浦_聡:用も何も打ちに来たんですよ 南浦_聡:ですから人数を揃えt 大沼_秋一郎:ふん 大沼_秋一郎:孫娘の誕生日に、か? 南浦_聡:……うちの奴の話したこと有りましたっけ? 大沼_秋一郎:毎年この日には何が何でも休みを入れてる奴が言えたことか 南浦_聡:……そらどうも 大沼_秋一郎:で、どうした 大沼_秋一郎:とうとう反抗期がきて嫌われたのか 南浦_聡:……あー 南浦_聡:幸いにして嫌われちゃあいないんですけどね 大沼_秋一郎:ふんふむ 南浦_聡: 南浦_聡: 大沼_秋一郎:…どうした? 南浦_聡:孫娘に、友達が出来たんですわ 大沼_秋一郎:ほう 南浦_聡:俺が甲斐性なしだからってのもあるんですが 南浦_聡:アイツは長らく友だちを作ろうとはしませんでしてね 大沼_秋一郎:ふむ 南浦_聡:だけど、夏の大会がきっかけで他所の学校に友達が出来たって言って 南浦_聡:最近じゃあ一緒に遊びに行ったりもしてて 大沼_秋一郎:…… 大沼_秋一郎:それで今年は友達に祝ってもらって爺の出る幕はなし、と 南浦_聡: 大沼_秋一郎:…まぁ、そんなもんだ 大沼_秋一郎:よし、そんじゃ誰か適当に泳いでるの捕まえて打つとするか 南浦_聡:大沼さん 大沼_秋一郎:お前と試合以外で打つのも久しい 南浦_聡: 南浦_聡:半分、正解ですわ 大沼_秋一郎: 大沼_秋一郎:? ~ 龍門渕一:あれ、そういや今日ともきー見てないよね 龍門渕透華:泊まりがけで旅行とか言ってましたわよ 子供じゃない!:旅行!衣も行きたかった!! 亜空間:……いや、ワンフェスはお前の行って楽しい場所ではねーって ~ 南浦_聡:……孫娘の友達が泊まりに来てまして 南浦_聡:と言うか、ウチのが招いたそうでして 大沼_秋一郎: 南浦_聡:……なんていうか、居づらいんですわ 大沼_秋一郎: 大沼_秋一郎:あー… 南浦_聡:しかも最近のはあんなベタベタくっつくのが普通なのか 南浦_聡:ウチのがとにかくぴったり離れようともしないんで、余計に、こう 大沼_秋一郎:…… 大沼_秋一郎:小鍛治さんとあのアナウンサーみたいなものだろ 南浦_聡:あぁ… 南浦_聡: 南浦_聡:いや大沼さん、その関係だt のどっちさんが入室しました そんなこんなな話 …… 数たんイェイ~♪ ちなみに、南浦家の台所には山ほどデカいケーキが鎮座してるとかそうでないとか 取り敢えず、「大きな誕生日ケーキが夢だったんです」との主役のご意向だったっぽい なので、ともきーからのプレゼントとして用意されて ………… その大きさからロウソクの吹き消しイベントが出来なくて、 代わりにケーキの切り分けイベントが発生中 こう、包丁も大きいからともきーも手伝う感じに二人で… ついでに、プロが専用部屋たてる時は基本本名HNだとかそうでないとか なので… 瑞原_はやり:今日の特別ゲストは咏ちゃんでーす! 三尋木_咏:どもー 戒能_良子:グッドイーブニングです 三尋木_咏:おー、戒能プロも来てたんだ 瑞原_はやり:良子ちゃんはレギュラーなんだよー☆ 戒能_良子:はやりさんの居る所に私がいるのはオフコースです 三尋木_咏:いや知らんし とか何とか、な感じになってるっぽい 明らかに収拾がつきそうにないのは仕様 二週間後に控えた三尋木プロの誕生日の広告をするのが主目的だったそうな でも肝心の針生アナには届いていない悲劇 のどっちその部屋になにしにきたの…なにをするつもりなの…?(怯え) -- 名無しさん (2014-02-11 07 16 20) 名前 コメント
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田井中家 律「さて、ご飯も食べたし風呂にも入ったし…」 澪「寝るか」 夏奈「パジャマパーティーだ!」 律「おーっ!」 澪「うぅ…」 夏奈「語ろうぜ澪ちゃん」 澪「明日のために早く寝たほうがいいじゃないか…」 律「休みなんだしいいじゃん」 夏奈「だいたい澪ちゃんはさぁ、なんでそんな臆病なの」 澪「え…」 律「そうだそうだ!いい加減その性格を直せ!」 澪「そんな事言われても…」 夏奈「どうしますりっちゃんさん」 律「どうしましょうか梓さん」 澪「なんだよ…私のことなんてどうでもいいだろ」 夏奈「やっぱりここは男でも作って意識改革するしかないな」 澪「無理だよぉ…」 ガチャッ 聡「姉ちゃん、お茶もってきたよ」 夏奈「おっ」 夏奈(面白そうなのが来た) 律「おー悪いな聡、そこに置いておいてくれ」 聡「はいはい」 夏奈「おいお前、ちょっとこっちに来い」 聡「え?」 夏奈「名前は?」 聡「田井中聡…です」 夏奈「そうか聡。よし聡」 夏奈「お前は今から澪ちゃんの彼氏な」 聡「えぇっ!?」 澪「はぁっ!?」 夏奈「仮想だよ、仮想彼氏」 夏奈「こいつで男に慣れておくんだ」 律「あぁ、それならいいかもな」 澪「イヤだよ…」 聡(イヤって…) 夏奈「澪ちゃんは新しい自分になりたくないのか!?」 澪「でも聡じゃ無理だよ…」 聡(無理…) 律「まぁ聡じゃ無理だろうな」 夏奈「確かに、お前華がないよ」 聡(なにこの扱い…) 律「お前もうちょっと男前になれ。姉として恥ずかしいよ」 夏奈「これだから最近の男は」 聡「あの…泣いていいですか…」 澪「ちょっとトイレ行ってくる」 律「あぁ、行ってらっしゃーい」 夏奈「おいお前、コップにお茶入れるぐらい気を利かせなさいよ」 聡「は、はい」 律「まったくお恥ずかしいところを見せて申し訳ない」 夏奈「いえいえ、気にしないでくださいりっちゃんさん」 律「こいつじゃ澪の彼氏役なんて無理だな」 夏奈「まったくだ、身の程を知れ」 聡「……」 律「でもどうしようか、これじゃあ澪の性格なんて直せそうにないし…」 夏奈「よし、せっかくだから女の子にしてやろう」 聡「えっ…」 夏奈「お前も新しい自分に生まれ変われ、な?」 聡「あ、あの…ちょっと!?」 律「面白そうだな、私もちょうど妹が欲しかったところなんだよ」 聡「姉ちゃんまでなに言ってんだ!!」 夏奈「さてまずは髪型だが…」 律「ジュリエットのカツラがあるよー!」 夏奈「でかしたぞりっちゃん!」 聡「ま、待って!俺は…」 夏奈「服は…」 律「買って一度も着てないワンピースがあるぞー!」 夏奈「さすがだりっちゃん!」 完成 夏奈「おぉ…」 律「……ぷっ」 聡(お、俺お茶持ってきただけなのに…) 夏奈「なんか不自然だけどまぁいいか」 ガチャッ 澪「なに騒いでいるんだ?」 聡「あっ…」 澪「ん?」 聡「……」 澪「……」 聡「……」 澪「この子だれ?」 聡「えぇっ!?」 夏奈「あっ、えっと~…」 律「聡の彼女のサトちゃん」 澪「そうか」 聡(なんで気づかないんだよ…) 律「今日は聡の部屋で一晩過ごすんだよなー」ニヤニヤ 聡「は、はい…」 聡(くそ…姉ちゃんめ…) 澪「さ、最近の中学生は進んでるんだな…///」 夏奈「そうだ、澪ちゃんもサトちゃんを見習って進まなきゃいけない」 澪「え?」 夏奈「サトちゃん、この美人さんに説教してやりなさい。恋愛について説いてあげなさい」 聡「なんですかその無茶ぶり…」 律「いいからサトちゃん、澪にアドバイスしてあげてよ」ニヤニヤ 聡「えぇ~…」 澪「……」 聡「あの~…澪さんは美人ですし…」 聡「も、もっと積極的になればいいんじゃないでしょうか」 澪「積極的…」 聡「そうです、自分に自信を持ってください。澪さんなら大丈夫です」 律「そうだぞ澪。聡ですら彼女ができる世の中なんだから」 夏奈「澪ちゃんに恋愛ができないわけがないじゃないか!」 澪「あ、ありがとう…」 澪「…なんかよく分かんないけど良い歌詞は思い付いたよ」 聡「はぁ…」 澪「あれ…ハンカチどこかに落としちゃったかな」 澪「ちょっと見てくる」 ガチャッ、バタン 律「行ったか…」 聡「もう俺を解放してくださいよ!」 夏奈「まぁ待て、落ち着け」 夏奈「ほら、鏡で自分の姿を見てみろ」 聡「えっ…」 聡「……」 聡「……」ポッ 夏奈「目覚めちゃいましたねりっちゃんさん」 律「どうやら目覚めたみたいですね梓さん」 …… 澪「いい加減もう寝るぞ」 夏奈「はーい」 律「いやー、それにしても最近の梓は楽しいな」 澪「私は昔の梓がよかったよ…」 律「あっ、そういえば唯から聞いたんだけどさ。梓には姉妹がいるんだって?」 夏奈「うん、いるよ」 律「見てみたいから今度会わせてくれよ」 夏奈「オッケー、明日休みだしうちにでも…」 夏奈(はっ!) 澪「どうした?」 夏奈「いや…」 夏奈(そうだ…私は今梓って人なんだった…) 夏奈(どうする…梓じゃないのに姉妹がいるって言っていいのか…) 夏奈(もうこの際ハルカとチアキに中野姓になってもらって…) 夏奈(いや、その前に私の家どこだよ。ここどこなんだよ) 夏奈「……」 夏奈(なんか思い出したら家が恋しくなってきた…) 夏奈(…さ、寂しいわけじゃないぞ別に) 夏奈(それにこのまま梓でいればケーキ食べ放題だし…楽しいし…) 夏奈「……」 律「電気消すぞー」パチッ 朝 澪「律、起きろ。朝だ」 律「うぅ~ん…」 澪「休みだからってだらしないぞ」 夏奈「……」 澪「あぁ梓、起きたのか。おはよう」 夏奈「……」 澪「梓?」 夏奈「……」ダキッ 澪「っ!?」 夏奈「寂しいよー!」 澪「え?な、なにっ??」 律「なんだぁ…どうした?」 ピンポーン 唯「おーい、りっちゃんやーい!」 ガチャッ 律「おっ、いらっしゃい」 紬「おじゃましまーす」 律「悪いな急に呼んで。梓が話あるらしくてさ」 唯「話ってなんだろうね?」 紬「さぁ…?」 夏奈「やぁよく来たねみんな。とりあえず座りなさいよ」 夏奈「聡、お茶持ってきなさい」 聡「はーい」 夏奈「さて、今日みんなに集まってもらったのは重大な話があるからだ」 唯「重大な話?」 夏奈「聞いたら驚くかもしれないから、心して聞い欲しい」 紬「……」ゴクリ 夏奈「実は私…」 唯「未来に帰っちゃうの!?」 夏奈「お前はすぐ空気をおかしくするねぇ」 唯「えへへ。ごめんね、一度言ってみたくて」 夏奈「話を戻そう。実は私…中野梓じゃないんだ」 唯「…え?」 6
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律「いや~遊んだ遊んだ!」 紬「それじゃあ晩ご飯の準備でも始めましょ。」 憂「あ、それなら私たちが準備しておくんで皆さんは練習しててください。」 和「そうね。あなたたちが練習を始めたら私たちはやることもなくなるし。 そっちの方が効率的でしょ。」 唯「さすが和ちゃん!効率的だよ!」 さわ子「と、言うか初めからそのつもりで部外者の子も連れてきたんでしょ?」 律「あ、分かった?w おい!聡もしっかり手伝えよ!」 聡「言われなくてもそのつもりだよ!」 『食事準備組』 和「ま、食事の準備と言ってもバーベキューだから ご飯を炊いて材料を切るくらいなんだけどね。」 憂「でも、こうやって準備するのも楽しいですよね。」 和「そうね。えーっと、聡くんだっけ? あなたは炭をおこしてくれるかしら。」 聡「あ、はい! あのー…梓さんって、どこ行ったんですかね?」 和「??何言ってるの?」 憂「梓ちゃんは練習に参加してるから、食事の準備にはこれないけど、それがどうかしたの?」 聡「え゛!?梓さんって軽音部…というか、高校生だったんですか!?」 食事中 憂「…って、聡くんがーw」 梓「うぅ…ひどいです。私ってそんなに子供っぽいですか?」 澪「まぁ、私服だったし…」 聡「すみませんすみません!俺、誰か参加者の妹さんかと思ってました!」 梓「むー…」 唯「違うよ、それはあずにゃんがかわいすぎるから、仕方ないんだよ!(抱きっ!」 梓「むぅ…(///」 紬(あらあら) 食後 律「よーし!それじゃあ本日のメインイベントー! 桜高軽音楽部放課後ティータイムサマーライブの開幕だよー!!」 澪「律の奴テンション高いな。」 紬「聡くんも来てるからかしら?」 和憂さわ子聡(ぱちぱち) 聡「そういえばおれ、姉ちゃんたちが ちゃんとバンド組んで演奏するとこ見るの初めてかもしれないです。」 憂「そうなんだ? すごくかっこいいから、お姉ちゃんのこと大好きになっちゃうかも。」 えんそう! 聡「………………………」(ボー然 和憂さわ子(拍手 唯「以上、放課後ティータイムでした!」 聡「…………」 律「おい聡!何ぼーっとしてんだよ!なんか言えよ!」 聡「すげぇ…」 憂「ん?」 聡「すげぇ… すげぇよ姉ちゃん!! 皆さんも!凄いかっこよかったです!! くぅーっ!!なんつーか、ぐわぁ―っって来たって感じっす!!」 澪「喜んでくれたみたいだな。」 紬「聡くんも喜んでくれたみたいで、嬉しいわ。」 聡(その後、花火もやったんだけど、 ライブの興奮でもう、よく分からない状態っす) 聡(一人でこんな広い部屋にいてもなんか寝付けないな… なんか、それに、ライブからずっと体が火照って…眠れない… さっき行ったばっかりだけど、もう一回トイレ行くか…) 聡(えっと…どっちだったかな…? あ、明かりがついてるし…ここかな?) 聡(ん?窓?トイレじゃないのか…なんだろここ? あれ?…梓さん?一人で何やってるんだろ?) 梓(譜面を見ながら) 「ここからここに行ったとき、しっくりこなかったんだよなー」 (シャンシャン) 聡「あの…梓さん…」 梓「!?…聡くん?」 聡「あ…昼間はごめんなさい。 あの…同い年くらいと思ってタメ口聞いちゃって…」 梓「ん…怒ってないよ、そんなこと。」 聡「あの…それと…ライブ凄かったです… なんか、俺も…バンドしてみたくなっちゃったみたいで…」 梓「ほんと?そう思ってもらえたら、嬉しいかな。 やっぱり律先輩と同じように、ドラム?」 聡「いえ、…ギターが、やってみたいかな…って」 梓(そういえば、聡くんって澪先輩にあこがれてるって言ってたっけ? 律先輩がドラム、澪先輩がベースだから、聡くんがギターやればバンドが出来るか。) 聡「俺、音楽のこととか全然知らないんですけど、 梓さんのギターにグッと来たって言うか… あんな風に演奏したいな…って思って…」 梓「リードギターは唯先輩だったよ?」 聡「それでも…なんかよくわかんないんですけど…」 梓「じゃあ、今練習してたところだけど、聡くんにも少しギター教えちゃおうかな?」 聡「いいんですか!? よろしくお願いします!!」 梓「ふふ。聡くんはちゃんと練習しないとダメだよ。」 聡「俺、絶対超マジメに練習するっす!!」 律「う~キャベツキャベツ…じゃなくて、トイレトイレ… ってあれ?唯に澪、むぎまで。スタジオの前で何やってるんだ?」 唯「あ、りっちゃん、しー、静かにこっち来て。 ほら…見て見て。」 律「んー? あれ、なんだ聡の奴、梓と二人で。」 澪「私たちも練習しようかと思って起き出したらさ…」 紬「先客がいて、スタジオには入れなかったの。」 律「それにしては、なんて嬉しそうな顔してるんだよ」 唯「だって、あずにゃんと聡くん二人で練習してるのが可愛くって!」 紬「うふふ。なんだか、子猫がじゃれあってるみたいじゃない?」 澪「これじゃあ、邪魔はできないよなーって。」 紬「まぁ、いいじゃない。ここは若い子たちに任せて、 私たちは朝、早起きして練習しましょ。」 律「それだと唯が起きだせないんじゃないか?」 唯「もー!ひどいよりっちゃん!」 結局その後、桜高軽音部夏合宿は大過なく終了した。 ただ、俺は…この合宿を通じて、音楽が聞くだけのものではなく 演奏して… みんなで演奏して楽しむこともできるのだと知ってしまった… 3
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聡「へー、行ってらっしゃい。 お土産よろしく。」 律「何言ってんだ!お前も来るんだよ!!」 聡「は?なんで!?」 律「いやー…なんか私に弟がいるって話になったら、みんなが会ってみたいとか言い出して…」 聡「嫌だよ!合宿って軽音部だろ?俺バンドとか全然分かんないし!」 律「いやいや、でも、今回は私たちにとっては最後の合宿だから 部員だけじゃなくて関係者やその家族も来てるから! 部外者、お前だけじゃないし。」 聡「いや…でも…」 律「…それに、軽音部の合宿だから、澪も来るぞ~」 聡「……!?」 律「海だから、水着も見れるぞー」 聡「………」 律「澪の水着がすごいんだ、これがまた! いや、水着も大胆なビキニでそれも凄いんだが、 それ以上に、澪の、胸がすごいんだ…」 聡「…(ゴクッ」 律「まー!どうしても嫌だというなら無理に連れてはいけないけど~?www」 聡「べ…別に…急に言われたからちょっと嫌だっただけで、 行きたくないとは言ってないだろ… 姉ちゃんがどうしてもって言うなら行ってやらなくもないけど…」 律「じゃあ、行くってことで決定でいいんだな?」 聡「別に、断っても姉ちゃんに無理やり連れてかれるだけだから、 面倒だから行くってだけだけど!」 律「んふふ~」 合宿当日 澪「よーし、全員揃ったな。 じゃあ、むぎの別荘に向けて出発だ!」 聡(軽音部の部員って5人って言ってたっけ? 確かに8人くらいいるし、部外者もいるんだ) 唯「ねぇねぇ、君が聡くんだよね? あはっ♪りっちゃんそっくり~」 紬「はじめまして。 聡くんはお姉ちゃんみたいになにか楽器やってるの?」 聡「いえ…俺はバンドとか、よく分からないので…」 澪「聡の奴モテモテだなー」 さわ子「女子高生の集団と一緒に合宿旅行なんて、 ツアーで売り出せば10万は取れるくらいだからね!」 律「いや…あいつ男子中学生で有って、中年男子じゃないので…」 律「しかし、みんな物好きだよな~ いくら男に縁がないからって、あいつ、中学生だぞ?w」 澪「いやー、でも聡も見るたびに男っぽくなってるしすぐに大人っぽくなるんじゃないか?」 律「おやおや澪ちゅゎん、もしかして聡に興味ありありですか?」 澪「ばっ…馬鹿言うな!ただ、私は聡も大きくなったなと言うだけで…」 律「ははっwまぁ、今日は男手はあいつだけだから存分に働いてもらわないとな。」 合宿所最寄りの駅にて 聡(あ…あの子も誰かの妹かな? 重そうな荷物、ギターかな?持たされて…代わりに持ってやるか) 「それ重そうだね。お姉さんに持たされてるの? もしよかったら俺が持とうか?」 梓(!?…この子…確か律先輩の弟さん… さすが律先輩の弟だけあって、年上にもフランクだ!) 律「なんだ、聡、荷物持ってくれるのか? じゃあ、澪の分も持ってやってくれ! あ、唯も持ってもらったら?」 唯「え―悪いよー」 澪「大丈夫か?楽器は大切だから無理はするなよ?」 聡「!!全然平気だから! 俺って結構こう見えても力強いし! 澪姉のも唯さんも持ってやるよ! あと、そっちも!」 律「本当に大丈夫なのかよ…?」 聡(1個1個は思ったほどでもなかったけど… 楽器ってまとまると結構重いな…) 梓「あの…本当に大丈夫?少し、持とうか?」 聡「大丈夫!大丈夫! これぐらい!!(汗」 律「よーし!さっそく海で遊ぼうぜー!!」 唯「わーい!」 梓「あの、みなさん…」 澪「最後の合宿だし、今だけは勘弁してくれないかな?」 梓「澪先輩まで… じゃあ澪先輩が言うなら仕方ないです! けど、遊び終わったらちゃんと練習しますからね!」 澪「練習だけじゃなくて、今日はお客さんにも来てもらってる、 本番のライブをするんだから、みんな分かってるよ。」 梓「……」 律「どうしたんだよ、聡~ みんな、遊びに行っちゃったぞ~」 聡(体操座り) 「い…いいよ…俺、荷物番してるから…」 律「ここ、プライベートビーチだから荷物番なんて必要ないんだけどなー。 いいから、立てよ、せっかく海に来たんだし遊びに行こうぜ!」 聡(たってるから立てないんだよー!!) 律「なんだよ、つまらない奴だな! そんじゃあ、いいよ。 おーい澪―!聡の奴が遊びたくないって言ってるから相手してやってくれ―」 澪「なんで私が!? あ、いや、聡の相手をするのが嫌って言う訳じゃないよ!」 律「そんじゃあ、聡救出は澪隊員に任せた! 私は周囲の探索に行ってくる!」 澪「あ!おい!! 全く律の奴…w」 聡(ゴクリ 澪「どうした?女の子ばっかりだから面白くなかったか?」 聡「いや…そういう訳じゃないけど…」 澪「それなら、みんなと一緒に遊べばいいじゃないか。 唯なんか聡を連れてくるって言ったら 『どんな子なの?かっこいい?』ってずっと言ってたし。」 聡「いや…俺じゃあそんな期待には添えないと思うけど…」 澪「ふふ…そうだな。 聡はあと10センチくらい身長が伸びないと 一緒に歩いていても彼氏には見て貰えないだろうしw」 聡(う―…澪姉にとってはやっぱりそういう扱いなのかよ―……) 梓「何か飲むものあったかな~」 聡「あ、ジュースだったらこっちのクーラーボックスにあるよ。」 梓「ありがとう。 私中野梓。…あなたは田井中聡くんだったよね?」 聡「うん。よろしく。」 梓「一緒に遊ばないの?せっかく海に来たのに。」 聡「あ…うん…眺めてるだけで満足というか…」 梓「え…それは…誰を…?」 聡「え!?ちち違うよ!海!海を眺めてるの!」 梓「ふふふ、冗談だよ。」 聡「……」 梓「遊びたくなったら声掛けてね。 ジュースありがとう。」 聡(……(///) 2
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聡「あ、あっちでイルカショーやってますよ!」 唯「は、早いって聡君……」 聡「ほら、行ってみましょう!」 ガシッ 唯「あっ、ちょっと……///」 ―――――――――――――――――――― チラチラ 女「おいおい、何だよ、手なんか繋いじゃってさぁ…… お前はそういうキャラじゃないだろ!」 ―――――――――――――――――――― 唯「今私たちがいるのわぁ、ショッピング街の8階にあるぅ、超巨大映画館です!」 聡「毎回やるんですか、それ」 唯「何か面白い映画は~と……あ!」 聡「何かやってます?」 唯「澪ちゃんの映画、今日公開だって!」 聡「マジっすか? 唯さんもう原作読み終わったんでしたっけ……?」 唯「まだだけど……これはもう、見るしかないでしょう!」 唯「じゃあ、早速チケット買いに行こう」 聡「多分、人めちゃくちゃ多いですよ、これは……」 唯「ほんとだ、うわぁ……座れるかなぁ?」 ―――――――――――――――――――― 女「映画、か……」 女「あいつらが見に行ったのは……」 女「…………」 女「……外で、待っておくか」 唯「それにしても、すごい人気だねぇ……」 聡「あ、そろそろ始まりますよ」 唯「あ、待って。私トイレに行ってくる」 聡「荷物俺が見ておきますよ」 唯「ホント? じゃあ、宜しく」ダッ 聡「…………チャンス」 聡「鞄を探る機会は中々無かったからな……」 聡「早いとこ見つけて……」 ガサゴソ 聡「どこだ……無い」 ガサゴソ 聡「無い……無いぞ……ああもうクソッ、一体どこに隠したんだ……」 聡(これだけ探して無いってことは、どこか別の場所に隠してあるのか……?) 聡(ダメだ、どっちみち、まだこの女の元を離れる訳にはいかないな……) 唯「聡くぅ~ん、もう始まった~?」 聡(あ、ヤベッ)バッ 聡「いや、まだっすよ……あと5分くらいですね」 唯「私まだオチ見てないから、楽しみぃ~!」 聡「いやあぁ~、面白いっすよ。最後は超どんでん返しが……」 唯「あ、もう、だから喋らないでってば!」 ブーーー 聡「お、始まりましたね……」 唯「わくわく」 聡「CMなげぇ……」 ―――――――――――――――――――― 女「始まったかな……。映画が終わるまで、あと2時間かぁ……」 女「仕方ねぇ、買い物でもして時間潰すか」 ―――――――――――――――――――― 唯「いやぁ、しかし……面白かったぁ~!!」 聡「原作派の俺としても楽しめました」 唯「でもまさか最後、主人公が■■せずに■■するなんて……」 唯「何だか納得がいかないなぁ……」 聡「もしも唯さんが同じ立場だったなら、どうします?」 唯「私だったら■■するかも……」 聡「直接本人に言ってみたらどうです?w」 唯「え、だ、ダメだよそんなの~(笑)」 聡「……これから、どうします?」 唯「そうだなぁ……ちょっと公園を散歩しない?」 聡「分かりました。だったら、あそこへ行きましょう」 ―――――――――――――――――――― 聡「ここの公園、今日行く途中に気付いたんですけど、凄い綺麗だな~って」 唯「本当だ……」 テクテク 唯「……あのさぁ」 聡「…………」 唯「……私さ、あの時あずにゃんのライブで聡君と会う前はね、 ……毎日が本当に退屈で退屈で、うんざりしてたの……」 聡「……まあ俺も似たようなもんっすよ」 唯「聡君は、まだ大学生だし……」 唯「私の年齢なら、もう結婚してる人とかもたくさんいると思うんだ……」 聡「……唯さんは、まだ早いんじゃないっすか?」 唯「そうかな……でも、やっぱり皆を見てると、きちんと仕事してたり、家庭を持ってたり……」 聡「…………」 唯「私なんか、バイトもうまくいかず、親からの仕送りで過ごしてさ……友達にも頼りっぱなしで……」 聡「…………」 聡「それは……」 唯「でもね!!」 唯「今は、違うの」 聡「…………」 唯「聡君と会って、あずにゃんと会って……」 唯「ギー太が燃えちゃったりしたけど、それから、澪ちゃんとも会って……」 唯「私、思ったの」 唯「私にもできることがある、って」 唯「それに気付かせてくれたのは、聡君のおかげだから……」 唯「だから、ありがとう」 聡「……いや、俺は別に……何もして無いっすよ」 唯「ねぇ、手ぇ繋いでもいい……?」 聡「はい……」 ギュウ 唯「それと……」 唯「もう一つ」 唯「目、つぶって」 ―――――――――――――――――――― 女「はぁはぁ、どこ行ったんだ、あいつら……!」 女「くそ、こっちか……!?」 女「あ、いた!!」 女「なんかヤバいことになってるぞ……!!」ダッ 女「くそ、間に合え……!!」 唯「ん~……」 女(まず、左手で奴を押し退け、そのまま同時に川へ突き落とす! 一秒もかからないさ!) 女「今だッ!!!」 ドンッ 聡「え?」 バッシャア!! 唯「ちゅっ」 女「あれ?」 ―――――――――――――――――――― 聡「……ふぇーっくしょい!!」 唯「あの、聡君……大丈夫?」 聡「大丈夫じゃないです……ズビ」 唯「あ、はい、ティッシュ」 聡「しかし、何だったんすかね、あれ……?」 唯「さ、さぁ?」 聡「俺は、唯さんに突き落とされたのかと思いましたよ」 唯「わ、私なんか……」 唯(見ず知らずの他人にキスしてしまったとは言えない……) 唯「と、とにかく、風邪ひく前に帰ろう?」 聡「もうひきかけですけど……」 唯「ま、まあ……戻ったら澪ちゃんが、温かい飲み物を用意してくれるよ!」 聡「そうっすね……」 ―――――――――――――――――――― 女(な、何をやってるんだ、私は……) 女(まさか唯にキスされる事になるとは……) 女(でも、なんとか間に合って良かったぁ) ―――――――――――――――――――― ガチャ 唯「ただいまぁ……澪ちゃん?」 聡「う~さぶぃ……」 唯「澪ちゃん、帰ったよ~」 聡「まだ仕事中っすかね?」 唯「そうみたい……」 聡「もう少ししたら帰ってくるんじゃないすか?」 唯「うん……勝手にいじって悪いけど、タオル貸してもらおう」 唯「とりあえず、聡君はシャワーでも浴びてきたら?」 聡「……そうします」 唯「ええっと、着替えあるかなぁ……」 唯「とりあえず、濡れた物は洗濯機に入れて……」 唯「あ、このバスローブ使えそう♪」 ブーブー 唯「メール……誰からだろう?」 新着メール:一件 From 澪ちゃん 事件だ、唯! つい先程、ショッピングモールの楽器店でギターが1本盗まれたらしい 私はたまたま近くにいたんだが、 唯もこっちに向かってほしい タクシー代は後で私が払う 唯「よし、来たっ!」 ドン、ドン 唯「聡君、聡君」 聡「うぉ、どうしたんすか、唯さん!?」 唯「楽器ドロ出たって、今から向かうよ!」 聡「え、今から!? ふ、服が……」 唯「大丈夫、ここにバスローブがあるから!」 聡「え、それで外出ろって事ですか!?」 唯「うん、聡君なら多分似合うと思うよ」 聡「絶対嫌です!!」 唯「大丈夫だって~、ほら、ここに置いとくよ?」 聡「もっと他に着る物あるでしょう!」 唯「だって、ジーンズは履けないだろうし……スカートとか?」 聡「余計嫌です」 聡「仕方ないですね、さっきの濡れた服でいいんで……」 唯「洗濯機の中だよ?」 唯「あ、もうタクシー読んだから」 ―――――――――――――――――――― 聡「結局これか……」 唯「似合ってるよ、聡君」 聡「そういう問題じゃなくてですね」 唯「あ、すみません。こちらの住所までお願いします」 唯「まあ、ここまできたんだから諦めなさい」 聡「……下、何も履いてないんですけど」 唯「…………」 ―――――――――――――――――――― 聡「着きましたよ」 唯「……澪ちゃーん?」 ダッ 澪「唯、早かったな」 唯「うん!それで、犯人は見つかったの……?」 澪「いや、それが……」 ―――――――――――――――――――― 唯「えぇ、澪ちゃん犯人見たの!?」 澪「ああ、途中まで追いかけたんだが、見失って……」 聡「顔は見たんですか?」 澪「いや、後ろ姿だけ……でも、梓じゃなかったのは確かだ」 唯「違う人……グループの他の人かな?」 澪「……多分、ね」 唯「でも良かった、あずにゃんじゃなくて……」 澪「うん、そうだな。一旦戻ろうか」 聡「何だ、繰る意味なかったじゃん……やれやれ」 澪「聡……何だその格好?」 ―――――――――――――――――――― 澪「あはは、じゃあそのまま川に突っ込んだんだ」 聡「笑い事じゃないっすよ……」 唯「そうだよ!私もびっくりしたんだから」 澪「どこかの誰かが、二人がイチャついてるの見て、イライラしたんじゃないか?」 唯「べ、別にイチャついてた訳じゃなよ……」 聡「川に突き落とさなくてもいいかと」 澪「洗濯物が乾くまでの辛抱だ。 それと温かい物作ってやるから」 聡「はぁ……お願いします」 澪「それじゃ、車こっちに停めてあるから ―――――――――――――――――― 唯「じゃあ結局分かったことは、 今回楽器を盗んだのはあずにゃんじゃない、ってことだけかぁ~」 澪「うーん、それともう一つ気になる事があってな」 聡「気になること?」 澪「……あの店長、どうも被害届を出すのが嫌だったみたいなんだ」 唯「え、自分のところの楽器を盗まれたのに?」 澪「うん、どうも出すのを渋ってさ…… 別に一つ盗まれたくらい、いいですって」 唯「……変なの、ねぇ、聡君?」 聡「店長が面倒に絡まれたくなかっただけじゃないっすか?」 澪「確かにまあ、そうかもしれないな…… ほら、着いたぞ」 ―――――――――――――――――――― 一方その頃 梓「ああ、もう、遅い!!」 キーボード「まあまあ、その内帰ってくるわよ」 梓「だって、明後日までに新曲の練習しておかないと……」 ギター「大丈夫でしょ。この前合わせたときはバッチリだったじゃん」 梓「そうだけど、やっぱり不安……」 キーボード「梓ちゃん、心配性ねぇ……」 バンッ! ベース「ごめん、今帰ったよ」 ドラム「わりぃ、わりぃ、遅れて」 梓「もう、何やってたんですか、二人とも!」 ベース「わ、私じゃないよ、こいつが!」 ドラム「あ~わりぃ、ちょっとヤボ用が……」 梓「はぁ、またですか…… まあいいです、早く練習しましょう」 ドラム「え~、帰ったばっかりなのにー」 梓「うるさい、つべこべ言わずに練習するです!」 ―――――――――――――――――――― コンコン 女「どうぞ」 男「失礼します」 ガチャ 男「社長、今週発表されたシングルのオリコンチャートの集計結果が届きましたので」 ズズッ……カチャ 女「うん、それで?」 男「Nyan☆Nyansが初登場一位にランクインしております」 女「そう……」 女「まあ、当然よ」 女「なんたって……これからのJ-POP界を支える、期待の新人アーティストなんだから」 男「ところで社長、今度のライブには社長ご自身も参加されるそうで?」 女「ええ……なんたってビッグイベントですもの、私が行かなくてどうするの?」 女「それに、Nyan☆Nyansの名を世界に知らしめるいい機会だわ」 男「……何か、ご計画なさっているのですか?」 女「色々と……そうね、ちょっとしたハプニングとか、あるといいかも……」 男「……まあほどほどにして下さいよ、社長」 唯「はぁ、やっぱり我が家が一番だなぁ~」 ゴロゴロ 澪「唯、くつろぎすぎ」 聡「まだ昨日来たばっかりじゃないですか」 唯「ふかふかのソファー、大きなテレビ、美味しい料理……」 唯「まるで竜宮城だよぉ~」 聡「確かに居心地の良さはヤバいっすよね……」 澪「唯、先お風呂入ってきたら?」 唯「うん、聡君は~?」 聡「あ~俺はさっきシャワー浴びたんでいいっす」 唯「そっか、じゃあ私から入って来よ~っと」 ―――――――――――――――――――― 唯「ふぅぃ~いいお湯だった……」 唯「長風呂しすぎて、ちょっぴりのぼせちゃった……」 唯「えぇ~と、部屋はどっちだっけ……」 唯「それにしても、沢山部屋があるなぁ」 唯「え~っと、こっちは……」 唯「あれ、違ったかな……?」 唯「ここはなんだろう」 ガチャ 唯(暗くてよく見えない……) 唯「電気、電気……」 ピッ 唯「…………」 唯「す、すごい……」 6
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ここを編集 ■ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大戦争 検査 ■聖闘士星矢 色彩設計(ノンクレジット シリーズ後半を担当) ■聖闘士星矢 神々の熱き戦い 検査 ■聖闘士星矢 真紅の少年伝説 色指定検査 ■悪魔くん (劇場版) 検査 ■ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち 色指定・検査 ■ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人 色指定・検査 ■劇場版 美少女戦士セーラームーンR 色指定・検査 ■Coo 遠い海から来たクー 色彩設計 ■ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない 色指定・検査(森田博、山本妙子と共同) ■ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ 色指定・検査 ■ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ 色指定 ■ご近所物語 色彩設計 ■ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる 色指定・検査 ■劇場版 美少女戦士セーラームーンS 色指定 ■劇場版 美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結! ブラック・ドリーム・ホールの奇跡 色指定 ■ドラゴンボール 最強への道 色彩設計 ■花より男子 色彩設計 ■地獄先生ぬ~べ~ 劇場版 色指定 ■金田一少年の事件簿 劇場版 色彩設計 ■花より男子 (劇場版) 色彩設計 ■金田一少年の事件簿 色彩設計 ■少女革命ウテナ カラーデザイン(國音邦生名義) ■夢のクレヨン王国 色彩設計 ■ドクタースランプ 色彩設計(途中より加入) ■少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 カラーコーディネイト(國音邦生名義) ■おジャ魔女どれみ 色彩設計 ■おジャ魔女どれみ# しゃーぷっ 色彩設計 ■映画 おジャ魔女どれみ# 色彩設計 ■も~っと!おジャ魔女どれみ 色彩設計 ■映画 も~っと!おジャ魔女どれみ カエル石のひみつ 色彩設計 ■おジャ魔女どれみドッカ~ン! 色彩設計 ■明日のナージャ 色彩設計 ■聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編 色彩設計 ■SUPERFLAT MONOGRAM 色彩設計 ■おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ 色彩設計 ■カレイドスター 色彩設計(國音邦生名義) ■カレイドスター 新たなる翼 -EXTRA STAGE- 色彩設計(國音邦生名義) ■聖闘士星矢 天界編序奏―overture― 色彩設計 ■Re:キューティーハニー 色彩設計 ■リングにかけろ1 色彩設計 ■Xenosaga THE ANIMATION 色彩設計 ■ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU 色彩設計 ■聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編 色彩設計 ■金色のガッシュベル!! メカバルカンの来襲 色彩設計 ■リングにかけろ1 -日米決戦編- 色彩設計 ■イリヤの空、UFOの夏 色彩設計(小日置知子と共同) ■貧乏姉妹物語 色彩設計(小日置知子と共同) ■デジモンセイバーズ THE MOVIE 究極パワー! バーストモード発動!! 色彩設計 ■真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 色彩設計(國音邦夫名義) ■真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章 色彩設計 ■劇場版 Dr.SLUMP Dr.マシリト アバレちゃん 色彩設計 ■劇場版 CLANNAD -クラナド- 色彩設計 ■聖闘士星矢 冥王ハーデスエリシオン編 色彩設計 ■墓場鬼太郎 色彩設計 ■キャシャーン Sins 色彩設計 ■劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!! 色彩設計 ■真救世主伝説 北斗の拳ZERO ケンシロウ伝 色彩設計(國音邦夫名義) ■ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!! 色彩設計 ■マリー&ガリー 色彩設計 ■怪談レストラン 色彩設計 ■ONE PIECE FILM STRONG WORLD 色彩設計 ■マリー&ガリー ver.2.0 色彩設計 ■今日、恋をはじめます 色彩設計 色指定・検査 ■四畳半神話大系 色彩設計 ■輪るピングドラム 色彩設計 ■聖闘士星矢Ω 色彩設計 ■ONE PIECE FILM Z ビジュアルコーディネート 色彩設計 ■八犬伝 -東方八犬異聞- ビジュアルコーディネート ■blossom 色彩設計 ■やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 色彩設計 ■BROTHERS CONFLICT ブラザーズコンフリクト 色彩設計 ■君のいる町 色彩設計(竹澤聡と共同) ■ガッチャマンクラウズ 色彩設計 ■八犬伝 -東方八犬異聞- 第2期 ビジュアルコーディネート ■ウィッチクラフトワークス ビジュアルコーディネート ■Wake Up, Girls! 色彩設計 ■Wake Up, Girls! 七人のアイドル 色彩設計 ■絶滅危愚少女 Amazing Twins ビジュアルコーディネート エンディングアニメーション(コンテ・演出) ■ピンポン THE ANIMATION 色彩設計 ■美少女戦士セーラームーンCrystal 色彩設計(小日置知子と共同) ■残響のテロル 色彩設計 ■BROTHERS CONFLICT (OVA) 色彩設計 ■えとたま 色彩設計 ■Wake Up, Girls! 青春の影 色彩設計 ■Wake Up, Girls! Beyond the Bottom 色彩設計 ■Wake Up, Girls! の宮城PRやらせてください! 色彩設計 ■TERRAFORMARS REVENGE 色彩設計 ■銀の墓守り 色彩設計 ■{劇場版} はいからさんが通る 前編 -紅緒、花の17歳- 色彩設計 デジタル作画(森谷匡輝と共同) ■銀の墓守りⅡ 色彩設計 ■Midnight Crazy Trail 色彩設計 ■はねバド! 色彩設計 ■メルクストーリア 無気力少年と瓶詰め少女 色彩設計 ■{劇場版} はいからさんが通る 後編 -花の東京大ロマン- 色彩設計 ■同居人はひざ、時々、頭のうえ。 色彩設計 ■さらざんまい 色彩設計 ■THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 8周年特別企画 Spin-off! 色彩設計 ■啄木鳥探偵處 色彩設計 ■魔女見習いをさがして 色彩設計 ■Vivy -Fluorite Eye’s Song- PILOT MOVIE 色指定・仕上検査(庄司詩織と共同) ■Vivy -Fluorite Eye’s Song- 色彩設計 ■東京リベンジャーズ 色彩設計 ■劇場版 RE cycle of the PENGUINDRUM[前編]君の列車は生存戦略 色彩設計 色指定 ■ユーレイデコ 色彩設計 ■劇場版 RE cycle of the PENGUINDRUM[後編]僕は君を愛してる 色彩設計 ■東京リベンジャーズ (聖夜決戦編) 色彩設計 ■東京リベンジャーズ (天竺編) 色彩設計 ■関連タイトル 明日のナージャ アニバーサリー・BD-BOX 廉価版 輪るピングドラム Blu-ray RE BOX 期間限定版 Blu-ray 魔女見習いをさがして 少女革命ウテナ Complete Blu-ray BOX 初回限定版 おジャ魔女どれみ Blu-ray BOX 四畳半神話大系 Blu-ray BOX カレイドスター~10年目のすごいBlu-ray BOX~豪華版 Re キューティーハニー コンプリートBlu-ray rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! 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Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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澪「あ、ま、待って……!」 ダッ ドラム「…………」 ガチャン 澪「…………」 澪「……今、確か……ここに入っていったよね……?」 澪「あ、あのぉ……?」 澪「うぅ、さむっ!」 ガタガタ 澪「なに、ここ……?」 ガチャン ドラム「…………」 ドラム「氷の保管庫さ、施設内で使用する」 澪「…………」 澪「あなた、何……?」 澪「私に、何か用……?」 ドラム「…………」 ドラム「…………何だよ」 澪「…………」 ドラム「私のこと、覚えてないのかよ……!」 澪(……あれ、この声ってどこかで) ドラム「……ほら、こうすれば分かるだろ!」 バサッ 澪「カチューシャ……?」 澪「…………律…」 律「…………久々。」 澪「うそ…………」 律「…………」 澪「律……なんで……?」 澪「……梓のバンドのドラムは、律だったのか……?」 律「……そうだよ。」 律「……聡に聞いて、とっくに知ってるかと思ったけど」 澪「律………」 澪「あ、あの、私……お前に話さないといけない事が……」 律「……あのさぁ」 律「……ここ、どこか知ってる?」 澪「……え?」 澪「知ってるも何も……今お前が氷とかの保管庫だって言ったじゃないか……」 律「……そ。マイナス5℃の保管場所」 澪「……それがどうしたんだ?」 澪「……それより私は、お前に話さなくちゃいけない事が…………!」 律「……まあ待てよ」 律「じゃあ、これは何だと思う?」 ジャラ 澪「…………」 澪「………鍵?」 律「この時期にさ……」 律「ここに閉じ込められたら、多分死ぬかな」 澪「……お、おい……何を言って…………」 澪「……あ、どこ行くんだよ!!」 バタン ガチャ 澪「おい、律……!!」ダッ ガチャガチャ 澪「ど、どういうつもりだよ……!」 律「…………」 ガチャガチャ 澪「律ぅ………!」 澪「た、頼む、戻って来てくれ……!」 澪「私はまだ、お前に話したいことが…………」 ガチャガチャ 律「…………」 律「さよなら、澪」 ジェットコースター搭乗口前 ――ご搭乗のお客様は、貴重品を持ってから、 ――お荷物をゲート横のカゴの中にお入れ下さい 唯「聡君、携帯は?」 聡「えっと……念のため、ポケットに」 唯「じゃあ、私も持っていこ」 唯「おサイフも持ったし……よし、準備万端」 聡「それでは、乗りましょうか」 ――――――――――――――――――― ギター「あ、今飲み物置いたわね」 ギター「しめしめ……チャ~ンス!」 ギター「あの子の鞄は一体どれかなぁ~?」 ギター「ふふ……あった、あった」 ギター「飲み物のフタを開けて、と……」 カパッ サラサラ ギター「……10グラムで、天国行き~♪」 サラサラ ギター「……20グラムで、天国逝き~♪」 サラサラ ギター「……30グラムで、地獄逝き~♪」 サラサラ ギター「……40グラム」 ギター「……うぅ、可哀想に……これじゃあもう廃人か死人だね……」 ――――――――――――――――――― 唯「すごかったね~、ジェットコースター!」 聡「いや~俺、ああいう一回転する奴は苦手っす…………うぇ」 唯「あはは、聡君、顔真っ青~」 唯「あ……えっ~と、カバン、カバン」 キョロキョロ 唯「……あった、あった」 聡「じゃ、下に降りましょうか」 ――――――――――――――――――― PM 8:30 聡「だんだん暗くなってきましたね」 唯「うん……ライブ、何時に行けば間に合うかなぁ?」 聡「結構広いですからね……歩いて行こうと思ったら、40分くらいはかかるかと」 唯「じゃあもう少しあるか……」 唯「あ、私飲み物捨ててくるね」 聡「あれ……唯さん、それまだ残ってるんじゃないですか?」 唯「あ、うん。でも冷えちゃったから……」 聡「いらないんなら、俺がもらいますよ」 ぱしっ 唯「あ、ちょっと……!」 聡「いただきま~す」 唯「ダメーーーー!!」 聡「……へ?」 唯「あ、いやその……それって何ていうか、間接キスっていうか……///」 聡「あ、ああ、そうですね! すみません」 唯「ううん……」 唯「……それ、貸して」 聡「? はい……」 唯「…………」 唯「んぐ、んぐ、んぐ……………ぷはぁ」 ポイッ 唯「じゃ、行こうか?」 唯「次、どこ行く……?」 聡「そうっすね……」 聡「ちょっと話たい事があるんで……こっち来てもらっていいすか? 唯「……うん、いいよ」 ――――――――――――――――――― ギター「うふふ…………あははっ………クスクス」 ギター「あ~あ、飲んじゃった、飲んじゃったぁ~!」 ギター「可哀想に……あの子の将来、真っ暗だよぉ~!クスクス」 ――――――――――――――――――― PM 8:45 梓「遅い遅い遅い遅い遅い」 ベース「あ、梓、落ち着けって……」 梓「おっそぉーーーーい!!!」 梓「もうっ、ギターも律先輩も何やってるんですか!!」 キーボード「ま、まあまあ……そのうちきっと来るわよ」 梓「遅すぎです!!」 梓「ああ、もう……本番前にもう一度合わせたいのに……!」 ベース「まあ、その内来るって」 ――――――――――――――――――― 唯「さ、聡君、どこ行くの……?」 スタスタ 聡「……こっちです」 唯「ま、待って……」 はぁ、はぁ 唯(……やば、ここに来て頭がフラフラしてきた……) 聡「ほら、唯さんこっち……」 唯(……聡君の言ってることも、よく聞こえないし……) ここですよ、唯さん やっぱり熱が上がってきたのかな…… どうしたんですか、唯さん? 唯「……はぁ、はぁ」 聡「……ほら、あそこに観覧車が見えるでしょう?」 唯「……ご、ごめん、頭がボーっとして……」 聡「大丈夫ですか、唯さん?」 聡(頭がボーっと? 熱が上がったのかな……?) 聡(……どちらにせよ、これはチャンスかもしれない) 聡「ほら、唯さん、こっち……」 ぎゅう 唯「……うん」 聡「…………」 聡(……どうする? 直接アレの居場所を尋ねるか……?) 唯「…………」 聡(……いや、ダメだ。こいつはまだ俺のことを信用しきっていない……) 聡(あれだけ探してなかったんだ……きっと意図的にどこか見つからない場所へ隠しているんだろう) 聡(あれだけは、何としてでも手に入れなくては……) 聡(……あれは、金になる) 聡(恐らく、100万……いや、上手くいけば、200万……!) 唯「…………」 唯「…………聡君?」 唯「……どうしたの、聡君?」 聡「あ、いや……」 聡(どうする……?) 聡(どうする、俺……?) 聡「そうだ……」 聡(こいつを完全に落としてしまえば……!) 聡(……幸い、風邪で思考は働いていないはず) 聡「…………」 聡「………唯さん」 唯「………ほぇ?」 聡「観覧車、乗りましょうか」 唯「…………」 唯「ダメ、だよ……」 唯「……だって聡君、彼女……いるでしょ?」 聡「…………」 聡「いや……いませんよ、彼女なんて」 唯「うそ……私、見たんだもん……」 唯「……この前駅の近くで、聡君が女の子と歩いてるとこ……」 聡「……ああ、あれ?」 聡「あんな女、彼女じゃないですよ……」 唯「で、でも……」 唯「すっごく楽しそうに歩いていたし……」 聡「ほんとうですよ?」 唯「…………」 12
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聡「…」ゴソゴソ パカッ 聡「…あん?」 聡「…ちっ」パタン ―――「舌打ちたぁ穏やかじゃねぇな」 聡「あぁ?」クルッ 京太郎「よっ、久しぶり」 聡「何だオメーか…」 京太郎「何だとは何だよ、せっかく近くに寄ったから顔出したっつーのに」 聡「誰が頼んだよんなこと」 京太郎「相変わらずツンデレなことで。ほい」コトッ 聡「だぁれがツンデレだクソガキ。おらよ」スッ 京太郎「毎度ありっと」 聡「ったく…」シュボッ ジジジジ… 聡「ふー…」 京太郎「どら、俺も一本…」スッ 聡「勝手に人の煙草取んじゃねェよ」ガスッ 京太郎「いっで!買ってきたの俺なんだからいーじゃん!」 聡「金払ったんだからもう俺のもんだ。自分のあんだろうが」スパー 京太郎「ちぇー」パカッ シュボッ ジジジジ… 「「ふー…」」 京太郎「麻雀の方は最近どーよ?」 聡「微妙。最近の新人はどうもこらえ性が無ェ。たーった5回飛んだぐらいで音をあげやがる」 京太郎「十分じゃないか?」 聡「何言ってやがる、お前なんざ1日に軽く2ケタは飛んでたろーが」 京太郎「そりゃそうだけども」 聡「プロの世界じゃ最低限でもそんぐらいの根性はいるんだよ。所詮運の世界なんだから」 京太郎「運、ねぇ…」 ~~~~~~~~ 咲「カン、カン、もいっこカン!」 ~~~~~~~~ 京太郎「…運かぁ?」 聡「技術じゃないもんは全部運だ。割り切れ」 京太郎「さいで」 ……… …… … 京太郎「…っと、大分話し込んじまったみたいだな。そろそろ帰るわ」スクッ 聡「あん?泊まってくんじゃねぇのか?」 京太郎「冗談。俺には恋人の実家に泊まる勇気はねぇよ」 聡「そーかい」 京太郎「まぁ、結婚してからならやぶさかではない」 聡「はっ、クソガキが」 京太郎「じゃあな。次来るときは美味い酒でも持ってくるよ」 聡「期待しねーで待っててやるよ」スパー スタスタスタスタ… 聡「結婚してからねぇ…それまで俺がくたばってなきゃいいがね」 ―――――― 数絵「おじい様ったら、使った後はちゃんと灰皿を片付けてください…ってあら?」ヒョイ 数絵「これ…確か京が好きな銘柄の…」 数絵「まったく、来たのなら言いなさいよね…意気地なし」ハァ オジイサマー! サッキアイツガ… カンッ
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梓「行ってくだっ…ェグッ 早く出て行ってくださいよぉお!!」グスッ 唯「あわ……」 澪「……い、行こう唯。ほら」グイ 唯「でもっ」 紬「唯ちゃん」 唯「わ、分かったよぉ……」 バタン 梓「……」 梓「……ぅう……」 唯「……」トボトボ 紬「……」 澪「…えーっとぉ~……とりあえず見舞いのお菓子でも買いに行くか~?……」 唯「……うん…」 紬「そ、そうねー」 唯「……」 澪「ご、ごめんな唯」 唯「…澪ちゃん達は何も悪くないよ……」 澪「いや、なんていうか……梓が私らのこと良く思ってないのかなーってのは薄々分かってたけどさ…」 紬「まさかそれで唯ちゃんが嫌われる事になるなんて思ってなかったから……」 唯「……違うよぉ、私がだめなだけだよ…それだけだよ……」 澪「あ、後で私が謝ってみるからさぁ。だから元気出せよ」 唯「…ありがとう澪ちゃん……」 ――― 梓「……グスッ……」 梓「……」ゴシゴシ 梓「帰ろう…」 ガチャ バタン 梓「……」 梓「俺は~いつでーもー ムキムキムキムキになるぅ~っ♪」 梓「♪大事なこと尚更…」 梓「はは、まさに今の私って感じ」 梓「感情の~津波がー♪波止場を~襲うよ~♪ ってね…」 梓「ははは……」トボトボ 梓「唯先輩的には、 くだらない♪事でも♪ ってこっちなんだろうな」 梓「私が間違ってるのかなぁ……ぅうっ…」グスン 梓「はぁ……」 憂「あれ、梓ちゃん?部活は?」 梓「えっ。 う、憂……まだ残ってたの?」 憂「掃除当番だったから」 梓「あー…そうだったっけ~……」 憂「あれ、目赤いよ」 梓「そっそんなことないよー!」 憂「……」 梓「ね、寝不足だったからそれでかなぁっ」 憂「でも今朝は普通だったよ…」 梓「うっ」 憂「……泣いてたの?」 梓「……」 憂「部活で何かあったの?」 梓「……」ジワッ 梓「……よく…わかんなくなっちゃってっ……」 梓「ぅう……うう~っ……!」グスン 憂「あわわ、梓ちゃん!?大丈夫!?」 梓「私っ 唯先輩にひどいこと言っちゃったよぉお~…!!」 憂「え!?お、お姉ちゃんに?」 梓「うん゛っ……ヒグッ…ういぃ~……!どうしよう……っ」 憂「梓ちゃん……」 憂「……」 梓「…あのね……グスッ…」 ――― ピンポーン 「…はーい!今出まーす」ガチャ 澪「よっ。聡」 聡「あれ、澪姉じゃん …って、あぁっ!?」 唯「やっほー」 紬「初めまして~。弟くん?私h」 聡「唯さんじゃないですかぁああああああ!!!!お久しゃァーーーっス!!!!」バッ! 紬(……え、無視…?) 唯「あははは元気いいね聡くん♪相変わらずだね~っ」 聡「えぇえそりゃもうっw」ニタニタ 聡「……あっ?こちらは… …んんっ!?」じぃっ 紬「……初めまして、私お姉さんのお友達で琴b」 聡「あぁっ!もしかして沢庵さんですかッ!!!??」 紬「」 澪「ちょっ、聡おま 何言ってっ……!」 聡「いやぁーいつも姉ちゃんからお話聞いてます!見て一発で分かりましたよーw すっごいお嬢様なんですよねェーっ、いいなぁ~っ//」 紬「……」 澪「こ、こら聡っ!」グイ 聡「わっ!何だよ澪姉っ……痛いってっ…!」 澪「お、おま…何沢庵とか呼んでんだよっ…!!」ヒソッ 聡「?だって姉ちゃんはいっつも……ええ?そ、そういう名前じゃないの……?」 唯「む、ムギちゃん大丈夫?」 聡「えっ。む、むぎちゃ……ん…?」 紬「……」 紬「大丈夫よ~♪」 聡「……」 澪「あー…と、とりあえず上がってもいいかなぁ……」 聡「あッ!?う、うんもちろんだよ!お見舞いだよね!?ははっ、姉ちゃん喜ぶよ!」 唯「おじゃましまぁ~す♪」フワッ 聡(ぐぁっ!?相変わらず何かあんめぇええええ~ッ!!!)スハッスハッ 紬「おじゃま し まーす」ズイ 聡「あ゛っ!は、はいぃどうぞぉおお……」 聡「……」 聡(いやっ、よく考えてみたら俺別に悪くねェーし…姉ちゃんが悪いんだし……) 聡(……とりあえずオナニーでもしてるか……)コソコソ ガチャ 律「ん、聡かぁ?勝手に部屋…」 唯「やっほーりっちゃん!昨日のお礼参りにきたよー!」 律「あっ」 澪「お、お礼参りってオイ」 紬「りっちゃーん♪具合どう~?」 律「なんだなんだ、皆して来たのか~? …あれ、梓はいないか」 唯「お菓子買ってきたよー、はい!」 律「おー、あんがと って…ふ、ふがし……」 澪「ほら、コーヒーゼリー買ってきてやったぞ」 律「おぉサンキュー!へへ…んじゃお次は大本命の……」チラッ 紬「はい♪私、沢庵さんはチーズケーキを持ってきたの~♪」 律「まじでぇえええ!?私の大好b」 律「えっ」 澪(ちょっ!…む、ムギ今……)アワアワ 紬「……」ニコニコ 律「…ぁ……の~……」タラ… 紬「なぁに?」ニコニコ 律「…………」 律(い、今確かに……たくあ…) 律「……」 ざわっ 律「!!」ガバァッ 律(まさかッ……!!) 唯「うわ、りっちゃんだめだよ寝てないとっ」 律「あのガキャアアアアアッ!!!」ダッ! ガチャ バタン! ――― 聡「ハァハァ……ハァハァッ…」コスコス 聡「だ、だめださっきの気まずい空気引きずって微妙に……“至れない”っ…!」シュゴッシュゴッ 聡「冷静になれっ!唯さんの事だけ思い浮かべるんだッ!!やれるぞ聡、やれるッ……!」 聡「コンセントレーションを高めるンだ聡っ!!!」 聡「ゆい…ゆい… ひらさわゆい……YUI HIRASAWA……Y・U・I……」シコシコ… 聡「ハァッ!ハァッ…! きたきたきたきたきたぁあああああ!!!!」ガシュガシュッ 聡「ゆいさーーーーーn」 律「聡ーーーッッッ!!!!!」バァンッ! 聡「ひっ!?」ビクッ! ピュル 聡「あっ」 律「てめぇえええちょっといいかぁあああッ!!」ガッ 聡「うわわわわわ何!何!なんなの姉ちゃっ とりあえず精子ふかせてっ」 律「うるせぇえええンな事ァーどーでもいいんじゃああこらぁあーーッッッ!!」グイイイッ 聡「やーめぇええてぇえええーーーッ!!!」ガクガク 律「お前ッ ムギのことまさかたっ…沢庵とか呼んだんじゃねーだろぉーなっ!!?」 聡「え゛っ!?」 律「……」 聡「だ…だって姉ちゃんがそうとしか呼んでなかったしっ…俺っ、悪くねぇーよ!」 律「おまっ お前このっ!!」ベシッ 聡「いたっ! や、八つ当たりかよデコっ!弱体化中デコっ!!」グイ 律「うるせんだよオナニーマシーンが!」ゴンッ! 聡「いだっ!や、やめろよぉおお自分が悪いんじゃないかよぉおおお」 唯「りっちゃーん……? …!! 聡くん!?な、なんで下っ…」 聡「げぇっ」 澪「おい律っ、急に…… ぶぁっ!?」 聡「ひぃ!?澪ねっ…」 紬「……あらあら……」 聡「わぁあああぁあああ!」 聡「みっ、見ないでくだひゃぁああああい!!見ないでぇええええ」 ビキビキッ↑! 聡「ぐぁああ駄目だ何勝手に視線に反応して元気印かましてんだよ愚息がぁああ!!」 澪「お、おい唯ムギっ見るな!見ちゃいけない!!(うわぁあ聡の…ちんっ……)」チラチラ 唯「ひぃいい気持ち悪いよぉおお~っ!!」 聡「!!!!!!!」 紬「何かゲル状っぽいものが床に……」 聡「やめてくださあああい!助けてくださあああああい!!」 律「てめっ聡このっ!!」バシッバシッ 聡「殴らないでくださぁあああああい!!!」 … ガチャ 律「……」 澪「……ゴホンッ …」 唯「……」ソワソワ 聡「……」 紬「……」 律「ムギごめんッッッ!!!!!!」ガバッ! 紬「あらあらあら…別にもういいよ~♪顔を上げてりっちゃん」 律「えっ…ホントかムギぃ~……」 紬「あんまり激しく土下座してると生え際後退しちゃうわよ~♪」 律「は、ははははは」 紬「それじゃティータイムにでもしましょうか~」 唯「わ~い♪良かったねりっちゃん!」 聡「あの……」スクッ 紬「あ、聡くん。ケーキ一つ余るし聡くんも一緒にどう?」 聡「え゛……」 唯「……」チラリ 聡「!!」ゾクゾクッ 澪「……」 聡「い、いえ…俺はいいです、部屋戻ります……」ガチャ バタン ――― 聡「……」 聡「うっ……ぅうっ……」シクシク 聡「唯さんの汚いモノを見る目を思い出すだけで… それだけで手を使わずに達せる自信あるなんて……」 聡「なんなんだよぉっ…!俺って一体なんなんだよぉおお……うぅうっ……!」グスッ 聡「あ゛ぁあ゛ぁああ゛ぁあああ゛ぁあーーーッ!!!!」 聡「♪ぬゥーすーんーだ テェーンガーでしィーごーきィーだすぅっ!」 聡「抜きィネタもぉっ!!わっかァらーぬぅままァーッ!!!!!!♪」 聡「ぐわぁあ゛ぁ゛ああ~ん゛!!!うぁ゛あああ゛あ゛ーーッ!!」ガシュッガシュッ!! (リタイア) ――田井中 聡 再 起 不 能 ―― ――― 澪「な、なンか隣うるさいなぁ!ははっ、なんなんだろうなー」 律「……」 唯「何か歌ってるね」 紬「15の夜じゃない?」 澪「そっそれよりもさぁームギぃ、ほらっ!お菓子お菓子!」 紬「そうね~、お茶は…りっちゃんお茶ある?」 律「あ、うんあるよ……えっと…」ギッ 紬「あぁいいのいいの、りっちゃんは病人なんだからじっとしてて~」 律「うん…ごめん……お皿とか入ってる棚の中にお茶缶あるから…」 紬「は~い」 ― ―― ――― 梓「……それでね、私…皆のこと追い出しちゃったんだ…」 憂「……そっかぁ・・・」 梓「…驚かないの?唯先輩、パシリさせられてたんだよ?」 憂「なんとなくね、気付いてたんだ」 梓「え!?」 憂「前にお魚買って帰ってきた時とかにね、なんとなくね」 憂「お姉ちゃんがその…ぱしりっていうか、そういうことしてるんじゃないかって」 梓「し、してるんじゃないよ!させられてるんだよ!」 憂「……」 憂「いじめられてるっていうわけじゃないんでしょ?」 梓「私から見たらいじめと変わらないよっ!憂腹が立たないの!?」 憂「……お姉ちゃんが本当に辛くて、嫌で…やめたいって思ってるならそうだけど…」 梓「お、思ってるよっ、がまんしてるだけ!そうに決まってるよ!」 憂「お姉ちゃんの部屋の写真ね。今はもうほとんど部活のに変わってるんだ」 梓「……」 10